LINEスタンプで稼ぎたい。
副業でLINEスタンプを売ってみたい。
デザインやイラストが得意な人などはそう考える人も少なくありません。
今回はLINEスタンプ販売の副業の方法とどのくらい稼げるのかを解説していきます。
LINEスタンプ副業とは?
そもそもLINEスタンプとは、LINE内でのやりとりに使用できるキャラクターデザインが入ったイラスト画像です。文字の代わりにかわいらしいスタンプやユーモラスなスタンプを送ることで、言葉では表しづらい感情を上手く表現できるようになりました。
LINEクリエイターズスタンプは、個人や企業に問わず、どなたでも自由にオリジナルスタンプを作成・販売できることから、大企業が広告のためにお金を積み上げて作成してきた、これまでのマーケティング常識を覆す画期的なサービスです。これがLINE副業の実態です。
LINEクリエイターズスタンプは「こちら」から
LINEスタンプを作る方法
まずはじめにラインスタンプを販売するまでの流れを確認しましょう。LINEスタンプ作成アプリによって作成手順の細かい部分は異なりますが、基本的な流れは一緒です。
- スタンプの元となるオリジナルデザインを作成
- 作成したオリジナルデザインの写真を撮る
- トリミング等の編集を加えてスタンプになる部分を決定
- スタンプのタイトルを決める
- 販売アプリを登録
- 販売アプリの手順どおりにスタンプを登録
- 審査申請
- スタンプ販売
LINEスタンプ制作手順
① スタンプの元となるオリジナルデザインを作成
LINEスタンプ副業の核となるもっとも重要なデザインの作成。好きな絵を書いて売れるといったケースは非常に稀です。売れるスタンプを本気で作りたい人は以下の点に着目しながら考えてみてください。
- スタンプ利用者のターゲットを絞る
あなたが作成したスタンプがどの年齢層に支持されているのか、「カッコいい」「カワイイ」「キモイ」など、どのジャンルに適合するかをスタンプ利用者の視点から考えることが重要です。
- ニッチなカテゴリを選択する
これからLINEスタンプの作成を考えるのであれば、先人にはない新しい発想が求められます。その指標となるのが、LINEスタンプショップのカテゴリー(CATEGORY)です。カテゴリーのなかでも数が少ないものからチャレンジしてみてください。
- 簡単でわかりやすい単語スタンプ
LINEスタンプのなかでも「挨拶」「返答」「擬音」などの単語で使い勝手のいいスタンプは人気が高いです。実際、あなたが普段から理由するほとんどのスタンプにも「挨拶」や「返答」系のスタンプがおおいのではないでしょうか。シュールな言葉や流行り言葉のチョイスも悪いとは思いませんが、日常的に使われるスタンプのほうがキャッチーで利用しやすいです。
② 作成したオリジナルデザインの写真を撮る
オリジナルデザインが完成したら写真を撮ります。写真を撮る際の背景などが邪魔になる場合は、背景を加工できるアプリを利用しましょう。
≪おすすめ写真加工アプリ≫
③ トリミング等の編集を加えスタンプになる部分を決定撮影した写真または既存の写真をあなたのイメージに合わせて、切り抜いたり装飾を加えるなどの編集を行います。編集アプリによって、さまざまなデコフレームが利用できるため、絵が苦手な人でも簡単にオリジナルスタンプが完成します。
≪おすすめの写真編集アプリ≫
④ スタンプのタイトルを決める
スタンプのタイトルを一番はじめに考えてしまうと、タイトルに偏ったデザインになりやすく、視野が狭くなる恐れがあります。よくタイトル付けで考え込んでしまい販売が遅れてしまう人もいますが、タイトルの変更はスタンプの承認前後でも変更可能です。工程を考え、後付けでタイトルを決めたほうがスムーズに事が進みます。
⑤⑥ 販売アカウントを作成⇒スタンプの登録
LINEクリエイターズマーケットやLINE CREATORS STUDIOなどのアプリをダウンロードします。※LINE CREATORS STUDIOでスタンプを作成する場合は、LINEクリエイターズマーケットの登録が必要。LINE CREATORS STUDIOでアカウントを登録する場合は、アプリ右上の歯車マークからログインを選択すると、アカウント登録フォームにアクセスできます。アカウント登録が完了でき次第、それぞれのアプリの手順通りにLINEスタンプを登録・申請してください。
⑦ 審査申請
オリジナルスタンプの申請をしてから審査結果がでるまでの期間は約4日間~1ヵ月です。稀に審査が難航し3ヵ月程度の期間が空いてしまうケースもあります。審査の結果はLINEトークとメールで届き、アイテム管理画面から確認できます。
⑧ スタンプの販売
審査をクリアしその後も問題がなければ「承認」と表示されて、オリジナルスタンプが販売されます。
LINEスタンプを作れるアプリ
「Shuttle Sticker」
手描きイラストでも簡単にLINEスタンプが作れてしまうアプリShuttle Sticker。
イラスト描く⇒イラスト枠線を描く⇒アプリを起動し写真を撮る
以上3ステップによりオリジナルスタンプが作成できてしまう簡単操作もShuttle Stickerの魅力です。ただし、基本的な操作は無料で利用できますが、画像出力時には課金が発生するので注意が必要です。また、Shuttle Stickerが利用できるのはiPhone版のみとなりますので、iPhone以外の人は利用できません。
Shuttle Stickerは「コチラ」から
「LINE CREATORS STUDIO」
LINE公式アプリとして広く認知されているLINEクリエイターズスタジオ(LINE CREATORS STUDIO)。このアプリではスマホ1つでオリジナルスタンプの申請から販売までを一括管理しています。さらに、プラットフォームがしっかりしているため操作が単純でわかりやすく、スマホで撮った写真がすぐにスタンプになります。一方、ペンや消しゴムなどのスタンプ制作ツールがないため、手描きデザインをスタンプにしたい人は、あらかじめ準備が必要です。現在では、さまざまなイラストアプリが無料で利用できるので興味のある方はぜひチェックしてみてください。
LINE CREATORS STUDIOは「コチラ」から
≪無料で利用できるイラストアプリ≫
LINEスタンプの副業って儲かるの?
LINEスタンプ市場は2014年からはじまり、今日に至るまで700万種類以上(2020年10月現在)が販売されています。販売当時は300種程度しかなかったため、ユーモラスなだけで飛ぶように売れる時代がありました。
人気クリエイターのなかには販売金額1億円を超える猛者が数多く存在しました。実際、LINEクリエイターズマーケットにおける販売実績は以下の数字を見ていただけると市場規模の大きさが一目瞭然です。
≪LINEクリエイターズマーケットの販売実績(2020年10月現在)≫
- サービス公開後5年間の販売総額 690億円
- 売上上位10名の平均販売額 7億7,357万
- 5年間累計の年収1億円クリエイター数 26人
一方、これだけ市場規模が大きくなったからこそライバルが増え、オリジナルスタンプが売れにくい時代に突入しているという事実も否めません。最近では、「LINEスタンプ プレミア」と題して月額料金240円でスタンプが使い放題という料金プランが導入されたこともあり、1つのLINEスタンプで売上を伸ばすのが難しい時代です。さらに、LINEスタンプ購入率が下がっているのに対して、登録クリエイターの数が増加傾向にあります。このようなLINEスタンプ戦国時代において、LINEスタンプ副業で稼げない人は以下の特徴があります。
LINEスタンプの副業ってバレるの?
LINEスタンプに限らず、副業全般に言えることですが、本業があるサラリーマンにとって、副業が会社にバレることは避けたいですよね。
民間の企業に勤めているのであれば、会社によっては副業を禁止していたとしても、多少の融通が効いたりしますが、公務員で稼いでいたら融通は利きません。
どんなときに副業がバレるのか解説します。
どんなときに副業がバレる?
確定申告をするとバレます。
あなたがもし、年間20万円以上稼いでいて、確定申告をしている場合は会社に副業がバレることになります。
この20万円は利益になりますので、経費がこれ以上に掛かっている場合には申告の必要はありません。
まだ実際に副業でお金を稼いでいない人に特に言いたいのは、稼いでもいないのにそんな心配をする必要はないということです。
会社に頼らずに自分で稼ぐことは日本人にとって、容易なことではありません。
LINEスタンプで稼ごうとするのであればなおさらです。
自分が公務員だとしても、まず20万円売上を上げてから考えましょう。
最近は副業解禁の企業も増えている
国の政策で副業を後押しする案が展開されています。
これから人口が減っていく日本にとって必然といえば必然です。
すでに一部の民間企業は副業を解禁しています。
そのうち公務員も副業解禁になるかと思いますので、それまでに公務員の給料以上に稼ぐノウハウを身に着けておいてもおもしろいと思います。
LINEスタンプで稼げない人の3つの特徴
1. ひとつの作品で勝負しようとする
上述でもご紹介したようにLINEスタンプの数は700万種類を超えています。そのなかで1つのアイデアで売れる商品を作ろうと考えるのは危険です。1つよりも2つ、2つよりも3つ、数打てばそれだけ大ヒット商品になる可能性は高くなります。
2. クオリティを重視しない
先ほど、数を打てば当たるというようなご紹介をしましたが、LINEスタンプのクオリティが下がるのはご法度です。使いづらいスタンプを50個作るよりも使いやすいと思わせるスタンプを25個つくるほうがファンの増加に繋がります。
あなたのLINEスタンプ購入者には、新作スタンプが販売された際に通知が送られます。ファンの人は、リピート率が高く再購入してくれる傾向が高いことも覚えておきましょう。
3. 継続できない
LINEスタンプ副業で稼げない人の特徴として、ほとんどの人がこの継続できないに該当します。最初から大ヒット商品が誕生するのは非常に稀なケース。最低3ヵ月は新作を出し続ける努力をしなければ成功には繋がりにくいのが実情です。人が集まるところにお金は集まります。儲かるスタンプを誕生させるのではなく、便利なスタンプを誕生させることを意識しましょう。
デザイン料はいくら?
結論から申し上げると、基本的にクリエイターの利益はスタンプ販売価格の35%です。売上金額からApp Store等への手数料30%とLINEへの手数料35%を差し引かれた金額がクリエイターの収益となります。ただし、販売されたスタンプが、LINEストアで売れたのか、アプリ内ショップで売れたのかにより最終利益が異なります。LINEストアで売れた場合は売上金額の35%です。一方、アプリ内のスタンプショップから売れた場合は、LINEコインで精算されるため、LINEコインレートにより売上金額が異なります。
例えば、120円のLINEスタンプが売れたとします。
- LINEストア=120円-42円(App Store等手数料)-36円(LINE手数料)=42円
- アプリ内ショップ120円=50LINEコイン(1LINEコイン=2円の場合)=35円
上記例のように、LINEストアで売れたほうがクリエイターの最終利益は大きくなります。
LINEスタンプで収益化する方法
ヒットスタンプはグッズ販売する
店頭に人気LINEスタンプグッズが並んでいるところを見たことある人もおおいのではないでしょうか。事実、オリジナルキャラクターがヒットして、ゲームセンターや飲食店など、企業とコラボしてグッズ販売へと展開する例も存在します。
広告・宣伝に利用する
LINEスタンプは商売の広告・宣伝にも利用できます。例えば、農家や飲食店を経営している方であれば、身近な野菜や料理をスタンプにしてから言葉を入れ、販売します。お店やHPでスタンプを登録してくれた人には、割引などのサービス特典を与えてあげることで、オリジナルLINEスタンプをお客様に登録していただける可能性が高くなります。LINEスタンプがおおくの人の目に触れることによりファンが増え、結果的にお店の売上増加に繋がる相乗効果も期待できます。
外国人向けのスタンプを作成
現在、LINEは国内での利用者がおおく、日本人向けのスタンプばかりが市場にでています。グローバル経済により外国人がLINEを利用するようになると、ターゲットが外国人になるわけです。LINEが成長すればLINEスタンプの市場も増えていくことが予想でき、世界目線でのデザイン発想力が求められます。
ヒットスタンプをシリーズ化する
LINEストアのランキング上位に表示されるヒットスタンプであれば、スタンプをシリーズ化するのがおすすめです。勢いがあるうちにファンはもちろん、レパートリーを増やすことで新規の利用者も取り込む狙いがあります。シリーズ化に成功すれば、ある程度の見込み売上がわかるようになるので、今後の戦略にも役立ちます。
ラインスタンプ作成を外注する
幅広い層をターゲットに置いている人は、オリジナルスタンプを知人や友人、イラストレーターなどの絵が得意な人に外注するのがおすすめです。第3者に依頼することで、オリジナルスタンプ作成の手間を減らすだけではなく、自分にはなかった斬新なアイデアが生まれることもあります。
イラスト作成⇒編集⇒加工の工程部分の一部を外注するのもひとつの手です。質の高いデザインを納品してもらうためには、外注相手の得意分野や実績を下調べしておくとスムーズなやりとりが可能です。よりクオリティを求めるのであれば、安さで選ぶのではなく、スタンプ利用者のターゲットやユーザー層、市場特性までを考えてくれる経験値の高い方を選びましょう。
≪オリジナルデザインを外注できるサービス≫
コミュニティを広げる
ラインスタンプの流行は、流行りアニメや流行りドラマ、話題のイベントなどに大きく左右されます。流行をいち早く察知するためには、さまざまな情報を手に入れなくてはなりません。SNSやネットニュースで情報が出る頃にはライバルに先を越されてしまいます。
オンラインサロンや近所のコワーキングスペースなど、身近にはさまざまなコミュニティがあります。さまざまなコミュニティに参加することは自分の世界を広げることに繋がり、ビジネスチャンスをつかむきっかけなります。さらに、人脈を広げたりビジネスパートナーが見つかることも同時に行えるメリットがあり、視野を広げたいと思っている人にはとくにおすすめです。
まとめ
今回はLINEスタンプの副業について解説しました。
確かに、自分のデザインを世の中に出したいと思うデザイナーの方はいらっしゃいますが、お金を稼ぐとなるとまた別です。
LINEスタンプを売るには、Twitterやインスタグラム、youtubeなどのSNSでそこそこの影響力をもっていたりしなければ、なかなか難しいビビジネスです。
もし、自分のデザイン力を活かしたいのであれば、クラウドワークス等でデザインの仕事を請けた方がよほど稼げます。
ただ、それも案外単価は低くなる傾向にあります。
筆者はLINEスタンプで小銭を稼ぐよりも、もっと稼げる転売やせどりなどをおすすめします。
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