昨今、様々なアカウントで用いられるSMS認証。
ビジネスシーンでも多く採用されているSMS認証は、フリマアプリやFacebook、LINEなどのアカウントで用いられています。
SMS認証は基本的に1つの電話番号で1アカウントしか同じサービスの登録ができないため、アカウントの凍結や複数のアカウントでビジネスを展開したいと思っている人にとっては、いささか不満の残る仕組みでもあります。
これを解決するためにSMS認証の代行業者がありますが、本当に使うべきなのでしょうか。
今回はSMS認証代行業者を使うメリットと大きすぎるデメリット、自分で複数のSMS認証を激安で通す方法について解説します。
SMS認証の代行業者を使うメリットと大きすぎるデメリット
SMS認証代行のメリットとデメリットについて解説します。
メリット①安価でSMS認証を通すことができる
SMS認証を通すためには、必要なアカウント数だけ電話番号が必要です。
SMS認証代行をしてもらうことで、形式や必要なアカウントの需要にもよりますが、1アカウント当たり1000円~2000円程度で代行してもらえます。
普通に電話番号を取得するにはお金が結構かかることもありますから、SMS認証を通す目的だけであれば、代行してもらった方が安くなるケースが多いです。
メリット②手間をかけずにSMS認証を通すことができる
電話番号を取得するためには様々な手続きを踏む必要があります。
携帯ショップに行ってガラケーでもなんでもいいですが、電話番号を取得できるものを契約して。。。
格安SIMの場合はサイトを通じて契約を行うため、そこまで面倒ではありませんが、SMS代行業者を使うことと比べれば面倒なケースが多いでしょう。
SMS認証代行をしてもらうと、お金を払ってその日のうちにSMS認証を通すことができることも珍しくありません。
時間も手間もかからないので、この部分もメリットですね。
デメリット①SMS認証の代行はそもそも違法
SMS認証代行は法律違反であることをご存知でしょうか。
以下の記事をご覧下さい。
http://googai.blog.jp/archives/6307936.html
私電磁的記録不正作出・同供用の疑いとなっています。
この手の記事は定期的に出回るものですが、SMS認証代行を許可してしまうと、匿名で様々なアカウント情報を入手できるようになるため、犯罪に使われる恐れがあることから法律で禁止しているわけです。
数年前までは、SMS認証代行はヤフオクなどの有名なプラットフォームでも販売されていました。
しかし、最近では上記の記事のように、法律違反として摘発される事例が増えていることから、出品自体できないことが業界では暗黙のルールとして定着しつつあります。
SMS認証代行を使う側は直接的な法律違反にはなりませんが、平たく言えば犯罪者が販売しているものということになります。
デメリット②詐欺に遭う可能性がある
私の事例を紹介しましょう。
私もフリマアプリでの転売やFacebookで広告の運用をしています。
フリマアプリやFacebookはアカウントの凍結と隣り合わせであり、どんなに利用規約を意識しても、どんなに気を付けていても凍結されるときはされます。
そのため、私たちは日常的に大量にSMS認証を通す必要があります。
そこで上記のメリットのあるSMS認証代行を常に使っていました。
確かに安価で時間や手間もかからないので、重宝できるのですが、法律違反が表立ってからは有名なプラットフォームでのSMS認証代行サービスの販売は徐々にされなくなってきました。
私は使う側はデメリットにならないのであれば、メリットの方を優先する考えを持っていたので、他のプラットフォームからどうにかSMS認証の代行業者を見つけてこようと考えました。
そこで思いついたのがTwitterです。
検索で「SMS認証代行」と調べると、様々なアカウントやツイートが出てきます。
有名プラットフォームで出品ができなくなったので、こうして自分で営業活動をしているんですね。
ある人に100アカウントのSMS認証代行をお願いしたところ、見積もりがきて、指定された口座に振り込みをしました。
金額は10万円くらいだったと思います。
Excelファイルでアカウントが来たのですが、最初の1アカウント以外はログインできないゴミが届きました。
このように、プラットフォームを通さずに取引をすると、入金した時点で相手の元に資金が流れてしまいますので、詐欺に簡単に遭ってしまうことがあります。
もちろんすべてのSMS認証代行の人が詐欺師であるとは言い切れませんが、デメリットが大きすぎると思います。
SMS認証代行を使わずに自分で電話番号を激安で入手する方法
SMS認証は電話番号が必要になりますので、SMSのサービスがある電話番号を取得できればいいのです。
格安SIMを契約する
格安SIMはその名の通り、格安でSIMを契約できるサービスです。
従来までは携帯キャリアである、Softbank、ドコモ、auでしかSIMを契約することができませんでした。
しかし、通信設備を持たない一般企業も、各キャリアの通信設備を借りてSIMや電話番号を発行できるようになりました。
格安SIMはネットで契約→自宅にSIMが届くという仕組みのため、人件費や最小限で抑えられ、店舗を構える必要もないため、利用者が格安で電話番号を取得できます。
私も重宝しており、契約の手間は多少かかりますが、安全な電話番号が安価で複数手に入るメリットは大きいです。
細かい手順や選ぶ格安SIMは以下で解説します。
海外の電話番号を取得する
日本国内の電話番号は無料で取得することができませんが、海外の電話番号であれば無料で取得することができます。
メールアドレスは日本でもワンタイムメールという使い捨ての物がありますが、海外では電話番号を使い捨てできるサービスがあります。
各々調べてほしいのですが、ビジネスシーンで使う場合や日本国内のサービスで、SMS認証を通したい場合には使えないことの方が多いです。
セキュリティ面にも不安が残るので、一応こういうものがあるということだけ記載しておきます。
SMS認証取得のみに向いている格安SIM
格安SIMは現在、20社以上の会社がサービスを公開しており、値段やプランが会社ごとに違います。
今回はSMS認証を通すだけのために格安SIMを契約するわけですから、通信速度などは一切気にせず最安のプランで十分です。
値段が一番安く済むmineo
mineoは格安SIMの中でも一番SMS認証取得に向いている格安SIMです。
一般的な格安SIMとmineoの料金形態を比較してみましょう。
今回は一番料金の安いプランで比較します。
一般的な格安SIM
・初期費用:3000円
・初月利用料:500円
・SIMカード発行費用:500円
合計:4000円(税別)
mineo
・初期費用:350円
・初月利用料:700円
・SIMカード発行費用:440円
合計:1490円(税別)
mineoは初期費用が少ないことがメリットとして挙げられます。
これはAmazonなどで販売されているエントリーパッケージというものを使った場合にのみ適応されるものです。
初期費用が格安になるエントリーパッケージはこちら
エントリーパッケージがない場合には通常通り、初期費用が3000円徴収されてしまいますが、以下のようなエントリーパッケージを用意しておくと、初期費用をグッと抑えることができます。
他の格安SIMでもエントリーパッケージが出ているところもありますが、最低利用期間が設定されており、すぐに解約すると別途解約費用を請求されたりしますので、今の時点ではmineoが一番おすすめです。
mineoはこちら
mineoで失敗しない契約マニュアル
続いて契約に移りますが、契約プランをよく設定しないとSMS認証ができないことがあったり、支払う必要のない費用を請求されてしまう場合があります。
一緒に見ていきましょう。
用意するものは以下です。
MNP予約番号と本人確認書類はSMS認証には必要ありません。
今回必要なのは、クレジットカードとメールアドレスか電話番号だけです。
用意ができたら次に移ります。
端末購入の有無:端末の購入は必要ないので、SIMカードのみを選択します。
プラン:Aプランを選択しましょう。DプランはSIMを返却する必要があり、Sプランは少し値段が高いので、Aプランで大丈夫です。
タイプ:シングルタイプを選びます。デュアルタイプは音声通話を含むタイプで、値段も高くなります。
コース:一番安い500MBを選びます。お試しプランというものがありますが、これは審査落ちの原因になりますので選ばないようにしましょう。
この段階では初期費用が合計金額に含まれていますが、エントリーパッケージの入力画面がのちに出てきますのでご安心ください。
SIMのサイズが3種類選べます。
これは自分が使っている機種やこれから買おうと思っている機種の動作確認が取れているものから選びます。
今回はVoLTEを選びます。
ここで間違えるとSMSの受信ができないことがありますので、しっかり選びましょう。
ちなみに私が使っている端末はHuawei P10 liteです。
2万円とかで購入できる安いスマホです。
続いてオプションを選びます。
SMSオプションはデフォルトで選択されています。
このチェックを外してしまうと、SMS認証が取れないので、よく確認してから次へを押しましょう。
他のオプションはつけなくていいです。
次に新規でmineoを契約する場合にはIDを取る必要があります。
新規ID取得を押すと上記のような画面になります。
エントリーコードがエントリーパッケージのことを指しています。
右側をクリックし、エントリーコードを入力します。
ここから先はメールアドレスや支払い方法の入力のみになりますので、ここまでが間違えないうようにmineoを契約する方法です。
mineoはこちら
mineoって何個電話番号を取得できるの?
mineoに限らず、格安SIMは1度にできるSIMの枚数の契約に制限があります。
SIMの枚数=電話番号の数です。
mineoは1度に5枚のSIMが契約でき、別名義で同じ住所であれば、10枚まで契約ができます。
自分ひとりで契約するなら5枚までですが、親族に頼めば10枚までは契約できるというわけですね。
しかし、これ以上に同時にアカウントを作りたいと思っている人にとっては、これでも少ないと思うでしょう。
解約すればまた新規でSIMを契約できますが、次のSIMを契約するには時間がかかります。
というのも、mineoのSIMは契約して月末に課金される仕組みですが、SMS認証を取り、すぐに解約しても課金されるまでは次のSIMが契約できない仕様になっています。
つまり、最低でも1か月は空けなければならないというわけです。
それ以上にSMS認証を取りたい場合には、少し割高にはなりますが他のSIMを検討するのもいいでしょう。
SMS認証代行を使わずに自分でアカウントを量産する方法まとめ
今回はSMS認証代行についてと自分でSMS認証を通す方法についての解説記事でした。
SMS認証を代行してくれる業者は法律違反を犯しており、100%とは言いませんが詐欺も横行している商売です。
楽だからとSMS認証代行を使うと、SMS認証代行代金だけでなく、売上の立つアカウントの情報まで抜き取られてしまう可能性もあります。
セキュリティ面でも不安が残ってしまいますので、できるだけ自分で電話番号を取得し、安全にアカウントを運用できるようにしましょう。
また、今回紹介したmineoは同じ人物であれば5つまでSIMを発行できますので、利口に使い倒すことをおすすめします。
ではまた。
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